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注文住宅をお願いすると考えた時、まず大切なのは土地です。建蔽率や容積率等、土地によって建物の形がある程度決まってしまいます。その点、キューブ型であればどのような土地であっても建てることが可能であり、かつ外壁の面積を抑えられるので家の中のスペースを広く確保できるメリットがあります。
そんなキューブ型の家の住まいづくりにおいて、どのような点に注意するとよいのか、ポイントを探ってみました。
家といえば屋根があって玄関があって…といわゆる三角屋根の家をイメージする方も多いでしょう。キューブ型は文字通り「一つの箱」のようなイメージなので、従来の家のイメージとは少々異なるかもしれません。キューブ型の家をつくるにあたって、まずはメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
キューブ型の家のメリットとして以下が挙げられます。
キューブ型の家のメリットとしては上記が挙げられます。特に注目すべきは狭小地でも建てたれる点です。キューブ型の家は、四角を組み合わせて作るので、狭い土地であれば狭い土地なりに上手く設計し、建設することができます。デザインに関しては、見た目がシンプルなので「スタイリッシュな家に住みたい」「よけいな飾りはいらない」と言う人にもおすすめ。反対に、壁面の一部に木材を使用する・気に入った柄のタイルを使用するなどで外観をデザインしやすいのも特徴です。
外観に関しては人それぞれ主観が伴う部分ですが、シンプルな構造は飽きがこないとされています。例えば、こだわって建てたお洒落で個性的な印象を与える家でも、何年、何十年と住んでいくうちに、次第に違和感を覚える可能性もあります。キューブ型の家の場合、シンプルなデザインなので何年経っても飽きにくく、どの世代が住んでも違和感がないでしょう。
また、ローコストで建てられる点にも注目です。三角屋根のある家・バルコニーを設けた家などは、キューブ型の家に比べて凸凹していると言えます。凹凸があると、その分作る側にとっては手間になるのでコストもかかります。その点、キューブ型の家は凹凸が少ないので、コストを抑えられるメリットがあるのです。
そしてメンテナンスのしやすさもメリットの1つです。家は建てて終わりではありません。家の中に住む人間は家が守ってくれることで快適な生活を送ることができますが、家自体は常に紫外線、雨風に晒されることになります。そのため定期的なメンテナンスが必要になりますが、キューブ型の家は凹凸が少ないことからメンテナンスを行いやすく費用を抑えられるのがうれしいところです。
キューブ型の家のデメリットとしては、一般的に下記が挙げられます。
一般的な家は屋根が三角形となっています。三角形の屋根は降水時に水はけを良くして、雨が打ち付ける音を軽減する作用が期待できます。その点、キューブ型は屋根が水平なので、雨音が逃げる場所が無く、音を大きく感じる・雨漏りしやすいなどのデメリットが。しかし、これらに関しては設計次第で解決できる可能性があります。
例えばキューブ型でも屋根部分に若干傾斜をつける、防音効果のある素材を建物に使用することによって気にならなくなります。
また、夏になると2階が暑いとの声も同様で、こちらも気密性・断熱性を高めれば問題なく過ごすことが可能です。
キューブ型の家を建てたいと思ったら、メリット・デメリットを把握することが大切ですが、どの業者に依頼するのかもまた、大切な部分です。
なぜなら、キューブ型の家に関しては、業者側としても得手不得手があるからです。
そこで、キューブ型の家を依頼する業者の選別方法についても探ってみました。
公式ホームページあるいは実際に顔を合わせて話をする際に、資料等で施工事例を確認してみましょう。これまでどれだけのキューブ型の家をつくってきたのかを確認すると共に、作ってきたキューブ型のデザインやスペックも知ることができます。
極端な話、一度もキューブ型の家の建築事例がない業者への依頼は未知数です。営業マンの人柄がよく、親身に相談に乗ってくれるとしても、それまでの実績がなければ、どのようなキューブ型の家をつくってもらえるのか不明です。実績のある業者を探すことが大切だと言えます。
キューブ型の家のデメリットをいくつか挙げましたが、これらを担当者にあえてぶつけてみると良いでしょう。
キューブ型の家のメリット・デメリットは、一般消費者よりもキューブ型をつくる業者の方が心得ているのは言うまでもありません。
デメリットに対して、真摯に向き合ったうえでの答えを出してくれるのか、あるいは誤魔化したりはぐらかして契約にこぎつけようとするのかで業者の姿勢も見えてきます。デメリットをぶつけることで、納得のいく答えを出してくれる業者は安心して建築を任せられる業者だと言えます。もし、はぐらかしてくるような業者は控えた方が無難です。
キューブ型の家にどのような素材を使うのか、こだわりの部分も聞いてみるとよいでしょう。
一口に「キューブ型の家」とはいえ、使用する建材や建物の設備などは異なるものです。
この点に関しては正解か不正解かではなく、それぞれの業者がどのようなこだわりを持っているのかを聞くことで、自分が求めるキューブ型の家を依頼するのはどこが良いのかが見えてきます。素材よりもローコストにこだわっている業者もいれば、コストが高くなってしまうとしても良い素材にこだわりを持っている業者もいます。実際に業者と話してこだわりを聞くことで、理想のマイホームを実現してくれる業者を見つけましょう。