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注文住宅を建てる際のこだわりのうち、このページではゼロエネルギー住宅について説明していきましょう。
ZEH(ゼッチ)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称です。
経済産業省の資産エネルギー庁の説明では「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」となっています。
まとめると「家の性能の高く省エネで、エネルギーを自給自足できる住宅」のことです。
Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)、略してZEHともいわれるゼロエネルギー住宅とは、経済産業省が定めた5つの条件を満たすことで認定される住宅のことです。
その条件は、大きく5つあります。
要するに、「(断熱+省エネ)-創エネ≦消費エネルギー」になるような住宅のことを指します。
具体的にいうと、断熱性能が高くエネルギー消費の少ない住宅に、すぐれた省エネ性能をもつエアコンや給湯器、照明などとともに、太陽光発電を設置すると、ゼロエネルギー住宅を建てられる、ということです。
5つの条件を満たすゼロエネルギー住宅を建てる際には、補助率が補助対象費用の50%以内、または補助金額が上限350万円いずれかの助成をうけられます。
このゼロエネルギー住宅は、2013年に導入された「改正省エネルギー基準」にしたがって推奨されたものですが、これが2020年からは大きく様変わりする予定です。
2020年には、すべての新築住宅に省エネ基準をクリアすることが義務付けられるというもの。
なにかまた注文住宅の購入水準が高くなりそうなイメージがありますが、1992年の省エネ基準の住宅と比べると、2020年基準のゼロエネ住宅は約60%も消費エネルギーを削減できるという試算もあります。
1、2年以内に注文住宅を建てるのであれば新基準の影響はうけないものの、今後、修正や改正が行われる可能性があります。ZEH住宅を考えている場合には、その動向をチェックしておくことを、おすすめします。
2020年までにハウスメーカーなどが新築する注文一戸建て住宅の半数以上をZEHとし、2030年までには建売住宅、集合住宅を含む新築住宅の平均がZEH実現を目指しています。
世界的に燃料が少なくなってきている時代に、無駄なエネルギー消費を抑えることができる家づくりであり、補助金制度もあるなどお得な面もあります。
ZEH住宅では、建物の高断熱化やエネルギーの収支を確認できるHEMS(ヘムス:ホームエネルギーマネジメントシステム)や、省エネ効果の高いエアコンや給湯器などの設備導入をおこなうことで、消費エネルギーの削減を目指しています。
建物の高断熱化によって住宅内の温度差が小さくなるため、ZEHはヒートショックのリスクを低減することもできます。また、高断熱化により、エアコンの効きも良くなるため、省エネでも快適に過ごせて、光熱費も抑えることができます。
太陽光発電があれば停電時でも電気を使うことができるので、快適な暮らしができるのがZEHのメリットです。
ZEH住宅を建てる場合、国の支援事業として補助金制度を利用することができます。
経済産業省資産エネルギー庁のサイトによると、ZEH住宅の普及に向けて大手住宅メーカーのみならず、地場工務店や設計事務所が戸建ZEHを建設・設計することを促進するため、注文戸建ZEHに対する支援の実施及びZEH化が進んでいない建売戸建住宅、集合住宅についてもZEH、ZEH-M化に向けた支援を合わせて実施しています。
また、より低炭素性能の優れた先進素材や再エネ熱活用に向けた支援も行っており、条件を満たせば下記の通りの補助を受けられるようになっています。マンション等のZEH化(=ZEH-M)も支援対象。戸建住宅のZEH化について紹介していきます。
2018年より「ZEH+」という新しい制度も導入され、2020年からは「次世代ZEH+」、「ZEH+R」といった新たな制度も導入されています。
従来のZEHの基準よりもさらに厳しい基準を満たす必要があり、認定を受けることで「ZEH+」では105万円の補助、「次世代ZEH+」では105万円+αの補助、「ZEH+R」では115万円の補助が受けられるようになっています。
「次世代ZEH+」に掛かる要件を満たしていること
寒冷地や低日射地域、多雪地域を限定とした基準を満たす場合にZEHの補助対象とする制度です。
寒冷地や日射が少ない、大雪等による積雪が多い地域では太陽光発電システムによって創られるエネルギー量が少ないため、省エネルギーの削減率は20 %だが、創エネルギーの量は75%でも可能な場合にはZEH基準を満たしているとするものです。
同様に上記エリアでも省エネルギー削減率を25%まで高めた場合には、「Nearly ZEH+」として「ZEH+」基準を満たしているとする制度もあります。
都市部狭小地及び多雪地域の二階建て以上に限り、省エネルギー削減率20 %のみ、再生可能エネルギーとなる太陽光発電などの導入を不要としてZEHの補助対象とする制度です。
先進的再エネ熱等導入支援事業とは、ZEHの要件を満たす住宅に、低炭素化に資する素材(CLT)を一定量以上使用する、または先進的な再エネ熱利用技術を活用した戸建住宅を建築する場合に最大で90万円の補助金を受けられる制度です。
「ZEH」~「次世代ZEH+」については、併願可能となっています。
ZEHの要件を満たす住宅に、以下のいずれかの建材・設備を使用していることが認定基準となります。
業者名 | 所在地 | ゼロエネ住宅施工例はこちら |
---|---|---|
ホームラボ | 福岡県久留米市山川沓形町2-21 | http://www.homelabo.com/case |
一条工務店 | 福岡県久留米市篠山町397-6 | http://www.ichijo.co.jp/example/index.html |
斉藤工務店 | 福岡県福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡東オフィス8階 | http://www.saito-k.com/project/ |
引用元:ホームラボ公式HP(http://www.homelabo.com/)
デザイン性、省エネ・経済性、耐久性・耐震性といった現代に求められる家づくりを高いレベルで実現しているホームラボ。「ZEHビルダー公募」の登録事業者としてZEH住宅にも対応した家づくりが可能になっています。
ホームラボでは効率よくエネルギーを使うため、高気密高断熱の家を掲げており、外気の影響を最小限に抑えられるようになっています。
高気密高断熱の家なら、室温の変化を少なくすることができるため、室内の温度が一定に保たれるため、エアコンをフルパワーで使う必要がなく高い省エネ性を発揮することができ、高性能な家に適切な容量の太陽光発電システムを搭載することでムダの無い効率的なエネルギーの循環と経済的なライフスタイルを提案しています。
引用元:ホームラボ公式HP(https://www.homelabo.com/case/5442)
ブラックの外壁に赤い扉がアクセントの1.5階建ての家。高気密高断熱な家になっているため、開放感のある吹き抜けでも室内の空調が一定で快適に過ごすことができます。また、屋根部分には太陽光発電システムを搭載し省エネで創エネな家になっています。
引用元:ホームラボ公式HP(https://www.homelabo.com/case/4965)
小屋裏空間を活用した平屋であり、天井の高さと明るさを確保したこだわりの設計になっています。リビングは造り付けの物書きスペース、和室、薪ストーブなど使い勝手とデザイン性が両立され、屋根部分には太陽光を設置した家になっています。
引用元:ホームラボ公式HP(https://www.homelabo.com/case/4518)
吹き抜けのある明るく広いLDKに2階のロフトスペースの造作デスクや玄関の自転車が収納できる設計は暮らしも遊びも楽しめる家に仕上がっています。高気密高断熱な家だから、夏は涼しく冬は暖かく、屋根部分に採用した太陽光システムで地球環境に優しい家になっています。
引用元:一条工務店公式HP(http://www.ichijo.co.jp/index.html)
「家は、性能。」をコンセプトとして高性能な家を提供し続けている一条工務店。ZEH住宅においても性能を追求した家づくりを行っており、高気密高断熱による省エネ性の高い住宅を提供しているハウスメーカーです。
また、一条工務店では、良質な太陽光パネルをリーズナブルに提供するため、自社グループ工場で生産し、自社の建物規格寸法に合わせてパネルを作ることを可能にしています。そのため、屋根一体型で、屋根の面積を最大限に活かせるメリットがあります。
瓦屋根やスレートに太陽光パネルを載せるよりも重量を軽くすることができるため、地震や火事などの災害にも強く、耐久性が高くなるメリットも併せ持ち、実物大の実証実験による性能と品質の高さも証明されています。屋根として安心できる耐久性と太陽光パネルの大容量搭載を実現しているのは、これからの時代にマッチングしていると言えるでしょう。
引用元:一条工務店公式HP(https://www.ichijo.co.jp/example/fudo/これからの人生を楽しむ平屋。9-86kw太陽光搭載/)
50代に入り、将来のことを考えて建て替えを行った家であり、夫婦の趣味と距離を大切に、セカンドライフを存分に楽しむ平屋として建てられています。家事が楽にできるような生活導線にし、平屋の屋根の大きさを活かして大容量の太陽光発電パネルを搭載しています。
引用元:一条工務店公式HP(https://www.ichijo.co.jp/example/fudo/明るいリビングと家族の時間を共有できるキッチ/)
「家族みんなで過ごす時間を大切にしたい」という考えで建てられた2階建て住宅。明るく、開放感のある空間にしたいとの希望から、リビングに吹き抜けを作り、大きな窓を設置して開放的な空間に滋賀っています。また、駐車場屋根部分に太陽光パネルを搭載し、敷地を有効利用した家となっています。
引用元:一条工務店公式HP(https://www.ichijo.co.jp/example/fudo/楽しむ子育住宅、明るくオープンな間取りの家。/)
キッチンからリビングダイニング、その先のテラスや庭まで見渡せるオープンな間取りにして、家族の距離が近くなるに間取りなっています。屋根部分には太陽光パネルを搭載しており、子育てを楽しむ明るい家になっています。
引用元:斉藤工務店公式HP(http://www.saito-k.com/)
調湿にこだわった自然素材を使用した家づくりを行う斉藤工務店。40年以上、家づくりを行っており、お客様の理想を実現させる提案を行っています。自然素材をふんだんに使用することで自然の力を利用した高性能な家に仕上がっています。
断熱材にはサーモウールを採用し、高い断熱性能と調湿、耐火、防虫、吸音効果があり、壁材には珪藻土、兵庫の木粉、岡山の炭酸カルシウム、千葉のつのまた糊をブレンドした土壁を使用するなど、自然素材の効果がより高まるようにしており、快適かつ省エネ性能の高い家を実現しています。
太陽光パネル設置による創エネにも対応しています。自然素材による省エネと自然エネルギーを利用した創エネで自然に優しい住宅を建てることができるでしょう。
引用元:斉藤工務店公式HP(http://www.saito-k.com/project/039-2/)
リビングとダイニングはウッドデッキを介してつながり、家族の存在を感じることができます。また、家族がのんびりとリラックスして過ごせるようプライベート空間とお客様を迎える空間を分けた回遊性のある間取りで、屋根部分には太陽光パネルを設置した家になっています。
引用元:斉藤工務店公式HP(http://www.saito-k.com/project/s11/)
1階でほぼ生活が完結するような動線の間取りであり、木をつかった心地よい家に仕上がっています。床材や梁には節ありの杉を使用、広い土間やキッチン、薪ストーブや庭など、施主家族の要望を考慮した設計プランであり、屋根には太陽光パネルを設置され、自然素材による調湿効果、断熱効果で夏は涼しく、冬は暖かく、モダンな家になっています。