思い描いた住まいが実現する注文住宅の家づくり.navi
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ここ数年、にわかに人気の高まっている平屋の注文住宅。あえて注文住宅で平屋を建てるそのメリットとはどのようなものなのでしょう。
平屋とは、「1階建て住宅」のこと。階段がないため高齢の方でも無理なく暮らすことができます。
古くから日本人になじみの深い平屋住宅ですが、かつては高齢の方や男性に人気のある住宅といったイメージが強いものでした。しかし、最近では若い世代にも平屋住宅の需要が高まっています。
なぜなら、将来の生活を見越して家づくりを行う方が増えていることもあり、若い世代にも平屋が人気なのです。足の悪い方や高齢の方にとって平屋であれば、全ての家事が1階でスムーズにできることは大きなメリットです。
また、2階建ての住宅とは違ったシンプルなデザイン性、間取りの自由度が高いことも人気の理由になっています。
業者名 | 所在地 | 平屋の施工例はこちら |
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ホームラボ | 福岡県久留米市山川沓形町2-21 | http://www.homelabo.com/case |
ディー・アンド・エイチ | 福岡県福岡市中央区平尾2-17-11 D&Hビル | https://www.d-a-h.com/example/album/ |
想創舎(株)手嶋組 | 福岡県朝倉市三奈木4395-1 | http://sososya.com/gallery/ |
引用元:ホームラボ公式HP(http://www.homelabo.com/)
デザイン性、省エネ・経済性、耐久性・耐震性といった現代に求められる家づくりを高いレベルで実現してくれるホームラボ。長く住み続けられる家づくりを大切にしており、「スケルトン・インフィル」の研究・実践をしています。構造体(スケルトン)と内装間仕切り(インフィル)を分離した構成にすることで、将来的な生活様式や家族構成の変化に応じて間取りの変更も簡単にでき、親世代から次世代へ引き継げる、そんな家づくりを行っています。
平屋に対応した「COVACO」シリーズや平屋+αで考える「LOAFER」シリーズなど、建てたい家に合わせて考えやすい商品シリーズも多岐に亘っています。豊富なプランと自由度の高いプラン提案力が魅力と言えるでしょう。
引用元:ホームラボ公式HP(https://www.homelabo.com/case/4766)
黒いガルバリウムの外壁と木材の組み合わせが素敵な平屋。大きなウッドデッキと無垢材を使ったLDKは明るく開放的な空間に仕上がっており、キッチン横には大きなストックルームが設けられており、使い勝手とデザイン性が両立された家に仕上がっています。
引用元:ディー・アンド・エイチ公式HP(http://www.d-a-h.com/)
ひとりひとりの想いと真摯に向き合い、家づくりのお手伝いをするディー・アンド・エイチ。妥協することなくこだわりを注ぐことで、日々の暮らしに馴染む機能性、シンプルな美しさを提供しています。
お客様と同じ目線に立った暮らしを考え、何十年と住み続けられる家づくりを行っているため、引き渡しはゴールではなく、あくまでも通過点と捉えています。そのため、引き渡しから3ヶ月後・1年後、以降10年目まで1年点検、10年目以降30年まで2年毎のアフターメンテナンス点検を実施しています。
平屋についての施工実績も多く、顧客のニーズに合わせた妥協することのないこだわりの住宅に仕上がっています。引き渡し後もサポートが充実しているため、安心して家づくりを行うことができるでしょう。
引用元:ディー・アンド・エイチ公式HP(https://www.d-a-h.com/example/album/archives/39)
大きな窓を配置することで光や風を効率良く取り入れられるようにしつつ、中庭を配置することでリビングにも開放感が広がります。それでいて外部からの視線にも配慮された平屋に仕上がっており、ほっとする空間作りがなされています。
引用元:想創舎(株)手嶋組公式HP(http://sososya.com/)
主張しない、不易な空間デザインと自然素材をふんだんに使用し、住むほどに経年美が楽しめる洗練されたデザインの家づくりをする想創舎。お客様の家づくりをサポートするにあたって設計から施工、インテリアコーディネートまですべて自社スタッフが担当することで、統一感のある家づくりができています。
最初から最後まで家づくりを自社でトータルサポートするため、社外の第三者による検査を行い、客観的に品質チェックをすることで高い品質の提供がなされています。
平屋の施工実績も数多くあり、それぞれの家族のライフプランに合わせた丁寧なプラン設計となっています。長く住み続ける家だからこそ、自然素材をふんだんに使用し、時が経つほどに味わい深くなる平屋で過ごしてみてはいかがでしょうか。
引用元:想創舎(株)手嶋組公式HP(https://sososya.com/works/noble-house/)
大きな窓を配置することで光溢れるLDKになっており、空間を広く見せる白・ベージュを基調とした平屋です。ストレスフリーな家事動線を目指し、アイランドキッチンを採用することで、家族との距離も近い、笑顔溢れる平屋に仕上がっています。
久留米市で平屋を建てられる住宅メーカーをまとめました。
引用元:サイエンスホーム公式HP(https://www.sciencehome.jp/)
木の家を科学することで得られた様々な蓄積データを基に、ストレスフリーな木の家づくりにこだわっているサイエンスホーム。無垢の国産ひのきをふんだんに使用し、日本の伝統工法である「真壁づくり」で建てる家は、柱や梁といった家の構造材が室内に現しになっており、木のぬくもりを「見て」「触って」「感じる」ことができ、木が呼吸することで湿度調節される心地の良い空気環境の中で過ごせる家になっています。
平屋の家でも、居心地の良い開放感を作る吹き抜けや、一年中快適に過ごせる高気密高断熱の外張り断熱を採用した明るい開放的な家に仕上がっており、全国に数多くの施工事例があるため、施主の希望に合わせた家づくりの提案が期待出来ます。
引用元:サイエンスホーム公式HP(https://www.sciencehome.jp/case/detail.html?id=201)
ロフトの大容量本棚に、リビングやキッチンの造作棚、和室の小上がり下など、たくさんの収納スペースを確保したデッドスペース・ゼロの平屋。外観も古民家風の中にレトロなかわいらしい雰囲気の溢れる家に仕上がっています。
引用元:江藤建築デザイン事務所公式HP(https://www.etoh.gr.jp/)
「自然素材でつくる家」をコンセプトに、自然素材をふんだんに使用し、家族が落ち着いて過ごすことのできるデザイン空間を提案する江藤建築デザイン事務所。
建築士と一緒に作る注文住宅からローコストで建てる規格型住宅まで幅広く商品を取りそろえており、どの家も高気密高断熱で1年を通して快適で過ごしやすく、耐震性耐久性に優れた住宅となっています。
平屋も数多く手がけており、施主の希望と建築家の情熱と職人の技法をとことん引き出した家に仕上がっています。
建築家によるデザイン住宅設計が目指すのは、住んでからの満足をずっと味わえるような「建てて良かった」と言ってもらえる家づくりを目指しています。
引用元:江藤建築デザイン事務所公式HP(https://www.etoh.gr.jp/model/14000/)
外観は重みのある和のテイストの中に、アクセントとして木目調の玄関扉が配置され、縦に並んだガラスブロックが雰囲気を壊すことなく涼しさをプラスしています。
室内は木のぬくもりに包まれた和の空間が広がり、安らかな和風住宅に仕上がっています。
平屋の注文住宅が人気となっている理由にはいくつありますが、そのなかでも代表的なものをまとめると…
と、いったところでしょうか。
裏返すと、これが注文住宅を平屋で建てるメリットになります。
平屋と2階建て、3階建ての住まいを比べたとき気になるのは、やはり建築コストです。しかし、平屋の人気の理由として、意外にも経済性についての理由はあまり見かけません。
建築コストは諸条件によってまちまちとなってしまいますが、平屋のほうが2階建てよりも2~3割も高くなるといわれているからです。
それは、平屋、2階建てを単純に同じ部屋数・広さとして計算してみると、前者のほうがおよそ2倍の屋根面積と基礎面積が必要となるため。
つまり、平屋は決して安くはなく、むしろコストがかさんでしまうためハウスメーカーにはあまり平屋の規格がありません。
しかし、将来的なバリアフリーを前提にするのなら、平屋のほうが結果的にコスト安になります。
ワンフロアですべての生活動線がある平屋なら、バリアフリーのリフォームや改修も容易。2階建てより低予算ですませられます。
またメンテナンス面も2階建てと比べて手間がかかりませんから、ランニングコストという視点からも平屋のほうが低コストです。
平屋のメリットをまとめて紹介します。
2階建て住宅と違い、1階ですべての家事が完結することができるため、生活動線をコンパクトにできます。1階の洗面脱衣室で洗濯し、2階のベランダで干すといった時間や労力がなくなるため、家事の負担を減らせます。
ロフトや小屋裏といったスペースを設ける場合もありますが、基本的には階段がないので、高齢の方や小さい子供、妊娠中の方の転落事故のリスクも抑えられる、バリアフリーな家づくりが容易になります。老後も安心して住み続けられます。
平屋はワンフロアにすべての生活空間が収まるため、家族で顔をあわせる機会が多くなり、コミュニケーションが取りやすい家になります。小さな子供がいる家庭では、家の隅々に目が届くことで、見守りやすいのも大きなポイントです。
リビングダイニングを広くしたり、対面キッチンにしたりすることで家族団らんの中心となるスペースを広くする間取りにすることで、更にコミュニケーションが取りやすく、家族の笑顔が溢れる家になることでしょう。
地震大国である日本において、耐震性・免震性の機能が高いことは必須ポイントの一つです。建造物の重要が重いほど、地震の影響を受けやすくなります。また、高層であればあるほど揺れも大きくなります。
しかし、平屋であれば、2階がない分重量が軽くなり、建物の高さも低く抑えられ重心が低く安定するため、地震の揺れに強い構造となります。台風の場合でも建物の高さが低い分、風の影響を受けにくいため、被害を抑えることができます。
構造的な制約が少なく、自由な間取り設計が可能となります。
2階建ての場合は、階段やホールに必要な部分として4~5畳ほど必要と言われていますが、平屋は1階しかないため、そもそも階段が不要であり、その分のスペースを有効活用できます。
スムーズな動線の間取りや、スキップフロアによるアクセントを付けたり、勾配天井を利用して開放感のある空間やロフトスペースを作るなど、ライフスタイルに合わせた空間作りが可能です。
平屋のデメリットを紹介していきます。
例えば、30坪の3LDKの住宅を建てる場合、2階建て住宅であれば、1階と2階に分けて部屋を作れるため、敷地面積も少なくて済みます。
しかし、平屋の場合は、同じフロアに、3LDKを収める必要があるため、その分だけ広い敷地を確保する必要があります。土地が余っていて、安い価格で広くい土地が確保できる地域であれば、ゆったり広々した平屋も作れますが、土地の高い都心部の場合、広い土地の購入自体が難しくなる可能性も高いでしょう。
坪単価とは、1坪あたりに掛かる建築費用のこと。例えば床面積30坪の建物を建てるとした場合、2階建てであれば1階部分15坪、2階部分15坪といった形で建てることができますので、基礎部分の面積は15坪で済みます。
平屋の場合は、1階部分だけで30坪の面積を必要としますので、基礎部分が単純に2倍になってしまいます。
屋根部分の面積も広くなってしまうため、基礎部分や屋根部分の面積が広くなることから、その分だけで費用がかさむことになり、坪単価が上がってしまうことになってしまいます。
平屋の場合、建物の面積が広くなればなるほどに、四方を他の部屋で囲まれてしまい、日当たりの悪い空間ができやすくなってしまいます。
間取りの自由度の高さが特徴の平屋ですが、窓が無くて陽が入らないような部屋ができてしまっては通風も悪くなり、快適に過ごすことはできません。
採光と通風に配慮するために中庭を設けたり、天窓を配置したりといった工夫することが有効な対策となりますが、割高になってしまうデメリットがあります。
平屋のメリットのひとつとして、家族の距離が近くなることをあげましたが、逆を言えば、お互いのプライベート空間が少なく、プライバシーを確保するのが難しくなるというデメリットにもなります。
採光の確保や開放感のあるフロア作りの為の大きな窓を構えた場合には、家庭間のプライバシーだけでなく、外部からのプライバシー保護、防犯面の注意も必要です。
限られた広さの中でプライベート空間を確保するためには、ロフトを作ったり、リビングをパーテーションで仕切ったりといった工夫が必要となります。