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幼心に憧れたものは多々あるかと思いますが、ロフトもまた、その一つなのではないでしょうか。子供にとってはまるで「秘密基地」のような雰囲気を持つロフトは、イマジネーションを刺激するものです。ロフトは大きな魅力になる可能性を秘めていますが、当然気を付けなければならない点もいくつかあります。ロフトの特徴やメリットデメリットを知って、家造りに生かしましょう。
ロフトは子供の想像力を刺激するものではありますが、「家の設備の一つ」として見た場合においてもいくつかのメリットがあります。もちろんデメリットもありますので、ロフトに関しては、まずは「採用するかしないか」を考える必要があります。
また、小さなお子さんがいて、お子さんのためにロフトのある家を作りたいと考えている場合も注意しましょう。子供は成長するものです。幼いころはロフトに上り下りし、まるで秘密基地かのように楽しむかもしれませんが、成長と共に「家の設備の一つ」となり、必要ない時にはアクセスしない設備になってしまう可能性も十分に考えられます。
さっそく、ロフトのメリット・デメリットを見ていきましょう。
ロフトのメリットとしては以下の点が挙げられます。
子供にとっては「遊び場」であり、大人にとっては解放感のある収納スペース。世代を問わずに活用できる点がロフトの長所ですが、他にもいくつかメリットがあります。特に税的な優遇に関しては大人としては大きなメリットなのではないでしょうか。
マイホームを購入すれば、資産価値に見合った固定資産税を支払わなければなりませんが、ロフトの場合、「部屋」ではなくあくまでも「スペース」です。建築基準法を満たしていることが条件ですが、その場合ロフトは階数としてはカウントされません。例えば2階部分が全てロフトの場合、使い勝手としては「2階がある家」ではあっても、税制上では「平屋とロフト」なので、固定資産税が若干安くなります。
ロフトはいわば自由スペースです。個室ではないけど、解放感のあるスペースはお子さんの遊び場としてはもちろん、書斎代わり・収納スペースなど様々な用途に使えます。
ロフトには魅力的なメリットがある一方で、以下のようなデメリットがあることも忘れてはなりません。
ロフトは天井高は1.4メートル以下と定められています。1.4メートル以上の高さとすると「部屋」としてカウントされるので、先にメリットとして挙げた税制上の優遇がなくなります。しかし、1.4メートルという高さは、身長が低いお子さんにとっては何ら不自由のないスペースですが、大人にとっては少し窮屈です。
そのため、掃除をしようとする際に負担がかかります。他の部屋のように立ったまま掃除ができません。埃・ゴミは蓄積されていきますので、掃除を怠れば汚くなる一方です。
また、子供にとっては部屋のように使えても大人にとってロフトは部屋に成り得ません。窮屈さもありますが、年齢とともに体力が低下していくと、常に屈んだ状態でアクセスしなければなりません。そもそもロフトへのアクセスは一般的な階段と言うよりも、角度が急な階段や梯子(はしご)である場合があります。年齢を重ねるうちに、ロフトに行く気力も萎えていってしまう可能性があるでしょう。
メリット・デメリットを踏まえたうえでロフトを運用する際にはいくつか覚えておくとよいポイントもあります。
ロフトは「何となくあるスペース」ではなく、法律によって定義されているものです。高さ1.4メートルもロフトを設けるために必要な法律の一つですが、ロフトへの階段に関しても、ロフトへアクセスするための梯子は固定してはいけない決まりがあります。
ロフトは法律面から見るとあくまでも「臨時的な収納スペース」なので、梯子が固定され、いつでもアクセスできる状態にしてしまうと「部屋」になってしまうからです。
しかし、そうは言っても安定さが欲しいところ。そこでポイントになるのが収納階段です。ロフトへのアクセスとして収納階段を設置すれば、階段としての機能がある一方で、実は階段自体が棚の役割を果たします。
法律的な解釈として、「高さの違う収納を並べたらロフトまでの階段みたいになった」となりますので、ロフトへのアクセスが格段に向上することでしょう。
施工業者のホームページの建築事例を見たり、あるいは資料を請求したり。それらもとても大切なポイントではありますが、住宅展示場等に足を運んでロフトを「体感」することも大切です。
「高さ1.4メートルの天井」が、実際に自分がどう感じるかは、資料を見るだけでは分かりません。憧れとしてロフトを検討するのは悪いことではありませんが、実際にロフトに入ってみることで、考え方が変わる可能性もあります。
ロフトは高さ1.4メートルまでなので、1.4メートルに満たない身長のお子様であれば、子供部屋としても十分に機能します。
しかし、ロフトを子供部屋にする場合、いくつか注意点があります。
まず、ロフトは天井近くになりますので換気が良いとは言えません。窓をつけることは可能ではあるものの、こちらも窓の面積が自治体によって定められているので、他の部屋のように大きな窓を取り付けることが難しいのです。
そのため、換気が悪くなりがちなので夏は暑く冬は寒くがより一層厳しくなります。
そして何より、子供が成長する点です。高さ1.4メートルに満たない身長が永遠に続く訳ではありません。成長によって身長が1.4メートルを超えたら、いくら子供とはいえロフトが「天井が低くて不便」になる点は覚えておきましょう。